#U1【初心者向け】有機化学とは?大学院博士学生がやさしく基礎解説

#U:大学有機化学講義

やっほ〜🧪 博士課程有機化学研究生 
aIRa (アイラ) です☆
日常に隠れた有機化学の面白さを発信しています。
今日もよろしくね!

しばしば暗記科目として苦手意識を持たれる「化学」。

とりわけ「有機化学」はベンゼンやトルエン、グルコースなど横文字が多く、
暗記カードを作って必死に覚えた経験がある人も多いのではないでしょうか。

しかしながら、私が高校から大学院まで化学を学んできて気づいたことがあります。

それは――
名前と構造式を1対1で覚えるのは本質じゃない
ということです。

ちょっと想像してみてください。

皆さんのこれまでの人生で忘れられない出来事や人、商品は何ですか?

「感情が揺さぶられた」「とても奇抜だった」「形が印象的だった」など、
覚えている理由はいくつもあるはずなんです。

記憶は1対1対応ではなく、さまざまな要素が絡み合ってこそ強く残ります。

有機化学の用語や分子も同じです。

名前と構造だけを丸暗記するよりも、その分子がどこで使われているか、
どんな性質や背景があるかを知ることが、記憶を強く、理解を深くしてくれます。

一見すると遠回りに見えるかもしれませんが、
知識同士を関連づけて体系化することで、
むしろ応用が利く学びになる

と私は思うのです。

このブログでは、有機化学にまつわる知識を
「どんな場面で使われているか」
「日常のどこに隠れているか」
という視点と一緒に
紹介していこうと思います。

いわば、
“不必要に見えるけれど
本当は有機化学を楽しむためのピース”を集める感じです!

ぜひ楽しんでいってください!


有機化学って何?

誰もが一度は見たことがある元素周期表。

現在118種類の元素が知られていますが、天然に存在するのは約90種類。

その膨大な元素の中で、人間の体を作っているのはわずか4種類
――炭素(C)、水素(H)、酸素(O)、窒素(N)です。
質量にしておよそ96%!

その理由は、生物がほとんど「有機化合物」でできているからです。

有機化合物とは、炭素を中心に水素、酸素、窒素などが組み合わさった分子のこと。

有機化学とは、数ある元素の中でも
特にこの炭素を中心にした分子を
研究する学問を指します。


有機化学は
日常に隠れている

有機化学は研究室だけの話ではなく、日常のあらゆるところに息づいています。

風邪をひいたときに飲む薬。スマホの画面を光らせる材料。
食品の鮮度を守る添加物。服に使われる合成繊維。

こうした身近なモノの裏には、人類が自然を観察し、アイデアを積み上げ、
新しい物質を作り出してきた歴史があります。

大切なのは名前を覚えること以上に、
「どう開発されたのか」「なぜその性質を持つのか」に

興味を持つこと。調べてみること。感動してみること。

それは学習というより、まるで映画を体験するようなワクワクした知識の旅になります。


ブロック遊びとしての
有機化学

私が有機化学を学んで感じるのは、
これは子どもの頃に誰もが遊んだ「ブロック遊び」に似ているということです。

ブロック一つ一つが分子や原子。

単純でどんな相手とも繋がれるものもあれば、
クセが強くて限られた相手としか結合できないものもあります。

ブロックには凹凸があって、相性によって結びつき方が変わります。

研究者はその基本ルールを探りながらブロックを組み立て、
恐竜のような大きな構造(新薬や素材)を作ります。

最初は説明書通りに、やがては自分の想像のままに。
忠実に現実を再現する人もいれば、空想を形にする人もいます。

どんな作り方でも構いません。

ブロックを組み立てるときのワクワクと、完成したときの達成感
――その感覚を知っている人なら、有機化学の面白さも必ず理解できるはず!

だいぶ熱っぽい記事になったかもしれないけれど、私が感じている有機化学の美しい世界を
これから少しずつ皆さんにお届けできれば嬉しいです。

高校生や大学入門者向けの基礎講義も交えながら、
日常の中に隠れた分子たちを紹介していきます。

そして次回は――電子豊富な“とあるけん”について解説します。
二重結合を持っているアルケンは有機反応を理解するための基礎学習に最適な官能基です。

日常生活の中では脂肪酸として私たちの体や食卓に潜んでいて、
健康や食品の話題とも深くつながっています。

有機化学の世界は、名前の暗記ではなく、身近な驚きや発見から広がっていく。

そんな体験を一緒に味わってもらえたらと思います。

それでは、またねーーー〜 (๑˃̵ᴗ˂̵)و♡

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